原価とは?

原価とは?

社会人になって最もよく耳にするワードの一つである「原価」。
ざっくり言うと、

「いくらで仕入れて、いくらで販売したか」

「いくらで仕入れて」

の部分です。

1000円で仕入れて、1500円で販売したら、

原価は「1000円」

ということですね。

では、仕入れたものに手を加えて販売したらどうでしょう?

お肉屋さんで例えてみます。

ブロック肉を仕入れてそのまま販売するのではなく、焼肉用にカットして販売するという場合。

手間もかかるし、脂やスジを取ることで量も少なくなるので、完成品はブロック肉の状態より価値が上がっているはずです。

仮に、1000円で仕入れても、手を加えることで1500円の価値になったとしたら、それを1500円で販売するわけにはいきませんよね?

このようなときは、どのように考えたらいいのでしょうか?

 

製造原価

上記のような場合の原価は、

「製造原価」と呼ばれます。

先程のお肉屋さんの例だと、

焼肉用のお肉を「製造」するためにかかった費用が、製造原価です。

具体的には以下のような費用がかかります。

 

①ブロック肉の仕入金額

②焼肉カットする職人の手間代

③カット後のお肉を入れるためのトレーや袋などの資材費

 

②の手間代は「労務費」と呼ばれ、「人件費」とは区別されます。

一般的に人件費と呼ばれているものは「販管費」になります。

つまり、

「労務費」は製造原価を構成する一つの要素で、

「人件費」は販管費を構成する一つの要素

というわけです。

 

これらの費用とは別に、お肉を加工して量が少なくなることで価値が上がってしまった分も原価として計算します。

加工前1kgあたりの値段仕入金額
10kg1000円10000円
加工後1kgあたりの値段仕入金額
5kg2000円10000円

このように1kgあたりの価値が上がることについては、「歩留り」というもので考えます。(歩留りに関しては、別の記事にまとめようと思ってます)

 

以上のような「費用」と「歩留り」によって、製造原価が計算されます。

ここから、販売する値段「売価」を決めるわけですね。

「売価」に対する「原価」の割合を、

「原価率」と言います。

原価500円、売価1000円なら、

原価率は50%といった感じです。

 

理想の原価は?

では、売価はどうやって決めたらいいのでしょうか?

これは、極端に言ってしまうと経営者の自由です。

原価1000円の商品を、1001円で売っても10万円で売っても、それで経営が成り立てば問題ありません。

と言っても世の中には相場というものがあります。

売価を安くしすぎると、利益が少なくなりすぎたり、買う人に不信感を与えたりしますし、

逆に高くしすぎると、当然買ってくれる人は少なくなりますよね。

その相場も業種によって様々で、

例えば、飲食店だと原価率30%〜40%、

卸業だと70%〜80%

と言われています。

 

飲食店卸業
原価率30%80%
その他経費
(家賃や人件費など)
60%15%
利益率10%5%

 

このように業種によって、

一つ一つの商品の利益は少ないが大量生産による利益の確保なのか、

人件費などに費用がかかるサービス重視の付加価値による利益の確保なのか

の違いがあるわけですね。

 

まとめ

では、おさらいです。

原価とは、

①  その商品の仕入金額

②  仕入金額+その商品を製造するためにかかった費用

 

②の場合を「製造原価」と言い、

・仕入金額

・労務費

・資材費

・歩留り

などを踏まえて算出される。

 

業種によって、理想の原価率は違ってくる。

 

以上、原価について簡単にまとめてみました。

最後まで、ありがとうございました!

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